「便に血が混じる」症状の肛門科で診療可能な病名一覧
狭窄性裂肛
狭窄性裂肛とは、切れ痔(裂肛)のことで、便秘による硬い便により肛門の上皮が裂けて起こります。脆弱性裂肛とも呼ばれています。排便時に少量の出血と痛みを伴い、肛門が狭く感じ排便が困難になり、いきむと症状...
急性血栓性内痔核脱出
急性血栓性内痔核脱出とは、嵌頓痔核とも呼ばれる急性期の痔核のことです。肛門にいきみなどで過度の圧力がかかると内痔核が肛門から脱出し、その中に静脈血の血栓ができ痔核となり肛門に戻らなくなります。女性...
完全直腸脱
完全直腸脱とは、直腸脱のうちでも直腸が完全に肛門の外に出てしまうことで、女性や高齢者に多い病気であると言えます。完全直腸脱を患ってしまうと排便が困難になってしまったり、便が漏れてしまう場合もあるの...
見張り疣
見張り疣とは、離乳食開始後の7か月から3歳くらいまでに女児に多くみられる肛門のできものです。慢性便秘に伴う硬便排出が原因となっており、硬便で裂肛になってしまった結果、その刺激で皮膚が増殖してしまうよ...
裂け痔
裂け痔とは、直腸と肛門管の境目より下の、肛門の出口付近にできる裂傷や潰瘍のことを言います。一般的には、硬い便が肛門を通過するときに傷をつけてしまうことにより起きるものですが、ちがう病気が原因となっ...
慢性裂肛
慢性裂肛とは、酷い便秘で便が石のようにかたくなり、大きな便を排出する時に肛門に負担がかかり、裂けてきれてしまいます。それを長期間繰り返していますと、その患部が悪化して、イボが出来てしまいます。次第...
肛門裂傷
肛門裂傷とは、肛門が裂けて傷を負った状態を言います。酷い便秘でかたい便を出す時に肛門が裂けてしまう時があります。肛門が切れて出血を伴いますし、痛みもあります。時には自慰行為や興味本位ないたずらによ...
肛門ポリープ
肛門ポリープとは肛門管の上方にある肛門乳頭が何らかの原因によって肥大してしまう病気です。一般的には排便時の刺激によって起きるもので、慢性的な裂肛と共にできることが多いです。ただ、直腸ポリープとは異...
結腸
結腸とは大腸の一部分である。上、横、下、S字の部分に分かれています。栄養とする血管は、大きく2つに分けられます。主な病気としては、大腸ポリープ、大腸ポリポーシス、潰瘍性大腸炎、クローン病、過敏性腸症...
血便
血便とは、血が混じっている便のことをいいます。大腸や肛門など、下部消化管から出血した場合を言います。便が赤く血が混ざっていることが分かることもあれば、見た目では分からない黒っぽい便であることもあり...
肛門がん
肛門がんとは、消化管の終末部の肛門管にできるがんのことです。大腸がんに比べるとその頻度はまれで、様々なタイプのがんが発生する箇所でもあります。このがんの発育形式は、肛門管の中から発生した管内型と、...
肛門周囲膿瘍
肛門陰窩(いんか)というくぼんだ部分に腸内の細菌が侵入し、肛門腺が化膿すると、肛門の周囲に膿が貯まる「肛門周囲膿瘍」ができます。これが自然に破れるか、病院で切開することにより、膿が排泄されます。しばら...
痔核
痔核は、肛門部に血が溜まる事で発生する腫れの事で、一般的にはいぼ痔としても呼ばれる事もあります。肛門の内側・外側に発生し、内側に発生する物は出血が起こる場合があり、特に排便時に力んでしまうと大量に...
痔瘻
痔にはいわゆるいぼ痔といわれる内痔核や外痔核、切れ痔といわれる裂肛がありますが、穴痔といわれるのが痔瘻(じろう)です。肛門と直腸粘膜の間に歯状線というギザギザの組織があり、ここの肛門小窩という小さな...