小児救急・小児感染症・感染制御
こんにちは、友野順章です。 私は大学を卒業して26年間、日本の内外で専ら子供の病気の予防や診療に関わってきました。小児科医の目的は子供たちが幸せになること。医療は我々の得意な手段の一つです。 大和市立病院で8年間病気の子供たちを診療してきましたが、もっと地域のこどもたちに近くで診療したいと思い「とものこどもクリニック」を開院しました。 こどもの病気は多岐に渡りますが、それらを早く治療または予防することで、その子の将来の可能性を大事にする事を心がけてまいります。
私が小児科医になったころ、子どものリウマチ性疾患はその存在すら知られていない時代でした。1980~1990年代に炎症論の進展に伴い新しく一群の生物学的製剤の開発が進み、各地の先生方に御参加いただき臨床試験をすすめました。現在ではリウマチ性疾患の子どもさんに安全にこれらの薬剤を使用できるようになり、劇的な効果を目の当たりにするようになりました。リウマチ性疾患の診断には病院の高度の検査機器を必要とする部分もありますが、日常的には外来での医療診察や処方が主になります。病院と医院との連携が重要です。リウマチ性疾患の多くは関節や筋肉が痛い、発熱する、だるいなどの症状を訴えますが、やがて全身が痛い、眠れない、朝起きられないなどの症状を訴える子どもさんが現れ始め、これが若年性線維筋痛症との出会いでした。血液検査、画像検査などで異常所見がないことも一因ですが、いまの小児医療に携わる医師たちには難解な疾患であるようで、この疾患も全国から子どもさんが集まるようになりました。そして、最近7-8年前からは、若年性線維筋痛症と同様の身体の不調に加えて不安症やうつ傾向、さらに母親の顔が判らない、通学路を忘れるなどの症状を訴える若年女性が受診するようになりました。いずれもヒト・パピローマウイルス(HPV)ワクチン接種後から始まった症状でした。さまざまな治療を試みてきて、対症療法とはいえ多少とも効果のある治療法も見つかってきました。そこで、これら病気の子どもさんたちとともに健康を回復すべく研究と治療法開発に打ち込むつもりで「湘南よこた医院」を開設することに致しました。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
小児科専門医は、小児の疾患や成長発達に特化した医師のことを指します。小児科専門医は、新生児から思春期までの子どもたちの診断、治療、健康管理を行い、身体的、精神的な健康を促進することを目的としています。
具体的には、小児科専門医は、感染症、アレルギー、消化器疾患、呼吸器疾患、心臓疾患、腎臓疾患、神経疾患など、子どもたちがかかりやすい疾患に対して診断、治療を行います。また、新生児の健診や、成長発達に関する相談、予防接種の提供なども行います。
小児科専門医は、子どもたちとその家族との信頼関係を築き、患者にとって最適な医療を提供することを心がけています。また、子どもたちの疾患に対する不安や心理的な支援も重要な役割の一つです。
小児科専門医は、小児科医師、小児外科医師、小児神経科医師、小児心臓血管外科医師、小児眼科医師、小児耳鼻咽喉科医師など、さまざまな専門医と協力して、子どもたちの健康を守るためにチーム医療を行います。
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