間質性乳腺炎はどんな病気?

間質性乳腺炎とは乳房内に細菌が入りこみ、乳腺と乳腺の間の組織まで感染し炎症を起こしてしまった病気です。炎症がひどくなると膿が溜まって膿瘍ができます。主に産褥期に多く、黄色ブドウ球菌などが原因です。発熱や寒気、ほてりや脇の下のリンパ節が張れてきます。授乳を中止し抗生剤や消炎剤を内服し膿瘍ができている場合には切開して膿を取り出します。

間質性乳腺炎の主な症状は?

間質性乳腺炎は細菌が乳房の中で感染をし、リンパ液を媒体として乳腺間の組織が侵された状態を指します。ブドウ球菌や連鎖球菌によって引き起こされる場合がほとんどで、罹患すると悪寒を伴う高熱が症状として現れ、乳房が腫れます。膿瘍ができている場合の治療は切開排除をし、そうでなければ抗生剤を内服します。乳房の様子を見て、乳汁を培養する事で診断できます。

間質性乳腺炎の主な原因は?

間質性乳腺炎の原因は、黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などの細菌です。乳腺内に細菌が感染して起こる炎症が、リンパ管を通って乳腺と乳腺の間の組織にまで及んだものです。産褥期に発症する場合、身体が弱って細菌に対する抵抗力が弱くなっているもの原因の一つです。子どもの歯が生え出すのも、授乳の際に乳頭が傷つき、傷口から細菌が感染するため、間質性乳腺炎の原因となります。

間質性乳腺炎の主な検査と診断方法は?

間質性乳腺炎には、初めに触診によりリンパ節の腫れを確認する検査が行われた後、血液採取の検査方法が用いられます。リンパに感染したことによる乳腺炎が疑われる間質性乳腺炎では、血液検査により白血球の増加など、炎症反応が強く出るためです。また血液検査では同時に炎症を起こしている原因菌の特定ができ、より適切な治療薬を選択することができます。

間質性乳腺炎の主な治療方法は?

間質性乳腺炎の治療法は、まず溜まっている乳汁を搾乳します。炎症を抑えるために乳房を冷やしたり抗生物質や消炎剤を内服します。膿瘍ができている場合には、膿瘍部の皮膚を切開して膿を出します。多くは乳汁が溜まることが原因であるため、授乳の際に乳児の抱く向きを変え、様々な角度から吸ってもらうようにすることや、陥没乳頭などの場合は、乳頭を引き伸ばしたりして乳児が乳汁を上手く吸えるようにすることも効果的です。

間質性乳腺炎の初診に適した診療科目