疼痛はどんな病気?

まず、疼痛とは何なのかとわからない方も多いと思います。いわゆる「痛み」のことで、医療現場で使われている専門用語のひとつになります。全身の部位に関わらず、痛みを伴う症状に対して使われます。本人にとって不快に感じるような痛みや違和感のある気持ち悪い神経過敏を言います。

疼痛の主な症状は?

例えば、 ズキズキ・ジンジン・ピリピリ・チクチク・ヒリヒリといったような痛みがあります。また、痺れの強いもの、焼けるような感覚、痛みをも伴う冷え、だるい感じ、突っ張りや気持ち悪い感じの脱力感のある重みの痛みなど、痛みは体の様々な場所で現れます。全ての痛みに対して何らかの原因は存在しており、神経はつながっていることから痛みが拡大し広範囲に広がる場合もあります。

疼痛の主な原因は?

疼痛が発生する原因は骨、関節によるものや神経圧迫に起因するものなど様々あります。いずれにしても、痛みの感覚は何らかの侵害刺激に対して身体組織の構造や機能が正常な状態から逸脱していることを伝えるものだと捉えられます。この痛みは受容器、神経伝導路、中枢という経路上で起こり、この経路のいずれかに刺激が加わることで痛みとして知覚されます。

疼痛の主な検査と診断方法は?

疼痛の検査方法とは一般的に、まず、痛みの程度がどれくらいなのかを尋ねることから始まります。医師に自分の痛みがどの程度でどのように痛むのかを伝えることが大切です。その後は医師がその伝えた痛みのレベルに応じて、適切に対処します。

疼痛の主な治療方法は?

疼痛の原因によって治療方法は異なります。一般的に、急性期には炎症を抑えるため冷やし、慢性期には血流を良くするため温めます。医師はその人の状態を見て、鎮痛薬、漢方薬、ブロック注射など、様々な治療方法の中から検討します。痛みが慢性化しないように、なるべく早く対処することが大切です。