ウイルス肝炎はどんな病気?

ウイルス肝炎はA型肝炎、B型肝炎、C型肝炎と3つの種類がある肝臓の病気です。すべてにおいてあまり初期症状はみられませんが、放っておくとお腹の痛みや発熱、膨満感といった症状が出てきます。長期に渡り治療せずにいると肝臓がんを引き起こしてしまう厄介な病です。日常生活ではアルコールの多量摂取が原因とされていて、生活習慣の改善が必要になります。

ウイルス肝炎の主な症状は?

ウイルス肝炎の症状は、原因となるウイルスの型によって現れ方が異なり、自覚症状が無い場合から黄疸が現れる重症のものまで様々です。多くの場合は発熱や全身の倦怠感、食欲不振、腹痛や下痢など風邪に似たもので、黄疸が現れると褐色尿などもみられます。また、肝臓が拡大する肝腫大や押さえると痛む圧痛などの他覚症状が現れる場合もあります。

ウイルス肝炎の主な原因は?

ウイルス肝炎の原因にはさまざまなものがあります。歯ぶらしやカミソリなどの血液が付く可能性のあるものからの感染であったり、鼻血や外傷などによって血液が自分以外の他者に触れたりするときなどです。しかし、ごく常識的な注意事項を守っていれば、日常生活において周囲の人々に感染することはほとんどありません。ですから、普段から意識して感染を防ごうと予防策を講じる必要はないのです。

ウイルス肝炎の主な検査と診断方法は?

ウイルス肝炎の基本的な検査方法は血液検査になります。この血液検査では、採血して数週間程度の期間が必要です。又、特定の肝炎ウイルスに感染しているかどうかは、抗原を調べる事が必要で、ウイルスの蛋白質を検出する検査を実施して判定します。この検査で陽性となった場合は、他の抗体の性質も測定し、ウイルスの遺伝子を検出する検査を行い、これらの検査結果を総合的に判定します。

ウイルス肝炎の主な治療方法は?

ウイルス肝炎の治療法の一つに、インターフェロンとしての療法が存在します。免疫の系統や炎症に作用するインターフェロンという薬を投与する療法で、肝臓の部分の炎症を抑える効果を持っています。肝炎の状況によって、完治する確率は異なります。ウイルス肝炎の治療の実施にあたっては、副作用も考えるためにかかりつけの医者との相談が必須となります。

ウイルス肝炎の初診に適した診療科目