内因性眼内炎はどんな病気?
内因性眼内炎とは、真菌(カビ)が何らかの原因で眼の中に入り込み、炎症を引き起こす眼の病気です。発見が遅れると、真菌の増殖により失明するおそれがあります。外傷や手術の傷口から感染したり、体内の真菌が眼中に転移することが原因で発病します。発熱など全身症状が続き、飛蚊症や霧視など眼に症状があらわれます。治療は、抗真菌薬の大量点眼療法を行い、症状が悪化している場合は、硝子体の手術を行います。
内因性眼内炎の主な症状は?
内因性眼内炎の症状は多くの患者さんが全身真菌症で発熱しています。これのほかに全身症状が出ることもあります。そのあとに目に異常が起こることが多いです。発熱してから長い期間がたつと小さな虫が飛んでいたり霧がかかっているように見えることがあります。これらが初期の症状で、放置し続けた場合多くの視力の減少につながり後々障害を残します。
内因性眼内炎の主な原因は?
内因性眼内炎は、体内に存在するカンジタを代表とする真菌が、血流に乗って眼内に届き、そこで炎症を起こしたことが原因で起こります。闘病中などで身体の抵抗力が弱っている時に発症しやすく、特に血管内にカテーテルを入れていることが原因となり発症することが多いです。免疫力が低下していると、体内で真菌が増殖しやすくなるため、内因性眼内炎を起こしやすくなる原因となります。
内因性眼内炎の主な検査と診断方法は?
内因性眼内炎の検査方法は眼球の検査の前に全身的要因があるかどうかを詳しく調べる必要があります。とくに発熱の有無があるかどうかは重要な部分です。その後に眼球の検査として精密眼底検査を行います。その後真菌などに感染していないかを確認していきます。同じような症状がでる細菌性の眼内炎や悪性リンパ腫などと慎重に区別していく必要があります。
内因性眼内炎の主な治療方法は?
内因性眼内炎の主な治療法は、薬物療法です。この疾患の場合は点滴で眼の病変が完全になくなるまで治療が続けられます。この疾患で早期であれば点滴療法で治り、眼内に薬が届きやすい治療法である為に非常に高い効果があります。しかし、症状が進行して視力への障害が発生しているような場合には、眼の硝子体の手術が必要になることが多くなります。
内因性眼内炎の初診に適した診療科目