卵管留水腫はどんな病気?
卵管に細菌が感染して炎症が起きると、卵管内に膿がたまり晴れ上がった状態のことを卵管留膿症といいます。この症状が進行すると卵管の先が閉塞してしまい、中にある膿や分泌物が吸収されて水がたまってしまいます。この状態のことを卵管留水腫といいます。卵管の先が塞がってしまうと、排卵した卵子を卵管内に取り込めなくなるため不妊の原因になります。
卵管留水腫の主な症状は?
卵管留水腫は本来卵子を卵管まで運ぶ卵管の先端部分である卵管采杯が癒着してしまい、卵子をうまく運ぶ事が出来なくる症状の事です。そこからさらに卵管の先端にあたる卵管采が膿が溜まって膿腫の状態になったりさらに悪化すると溜まった膿が?液と呼ばれる水が溜まり、卵管の留水腫となって卵管全体がソーセージのような形で膨れてしまいます。
卵管留水腫の主な原因は?
卵管留水腫になる原因は、卵管に細菌などが付着して炎症を起こし、卵管が炎症を起こすことによって、卵管の内部に分泌物や膿などが溜まって卵管が腫れてきます。さらに炎症が進行すると、卵管の先にある卵管采が閉塞してしまい、卵管に溜まった分泌物や膿を吸収し、その後に卵管内に水が溜まります。この状態になると、排卵した卵子を卵管内に取り込めなくなり、妊娠をすることが難しくなります。
卵管留水腫の主な検査と診断方法は?
卵管留水腫の検査方法は、まず超音波エコーで子宮や卵管を撮影します。このとき卵管の入り口である卵管采が、癒着したり水腫があると卵管自体がソーセージのように膨れ上がっている様子が撮影されます。また問診により、クラジミアなどの既往症がないか確認します。ヨードアレルギーや甲状腺疾患、または妊娠中でない場合は子宮卵管造影検査も行います。
卵管留水腫の主な治療方法は?
卵管に詰まった膿を取り出す治療法を受けると、卵管の機能が元に戻って卵管留水腫を治すことが出来ます。症状が悪化していて卵管全体に膿が溜まっている時は、卵管を摘出する手術を受ける事で不正出血の症状を治すことが出来ます。症状が軽い時は、卵管に出来ている腫瘍を切除するだけで治療を終える事が出来ます。子宮の痛みを強い場合は、鎮痛剤を服用すると痛みが消えていきます。
卵管留水腫の初診に適した診療科目