緻密斑はどんな病気?
緻密斑とは病気の名前ではなく、腎臓を形成する組織の名前です。輸入細動脈が糸球体の血管極に入る直前に存在する遠位尿細管の部分に該当します。尿細管中のナトリウムのイオン濃度を感知して、糸球体細胞にレニンの分泌を促して血圧を調整します。この組織が病気になると、血圧を調整するレニンの分泌が異常になり、高血圧の症状を引き起こします。
緻密斑の主な症状は?
緻密斑細胞とは腎臓組織の一部で、血圧の調整を促す部分の名称になります。働きの詳細としては、尿細管中のイオン濃度を感知すると、糸球体傍複合体(傍糸球体装置)からレニン分泌を促進します。そのため体内のイオン濃度が低くなると、低血圧だと勘違いし血圧は上昇、高血圧の症状を引き起こします。また悪化すると、腎血管性高血圧症や高レニン性本態性高血圧なども併発します。
緻密斑の主な原因は?
緻密斑の原因として考えられるものは、腎臓の働きを阻害するようなものが考えられます。腎臓自体の機能が低下してしまうことによって、引き起こされてしまいますので、そのような病気になった場合に考えられます。生活の習慣が悪くなってしまいますと、腎臓の機能が低下してしまうことがありますので、そのようなことが理由の場合も考えられます。
緻密斑の主な検査と診断方法は?
緻密斑は腎臓の組織のことを指し、尿細管の成分の感知を担っています。糸球体傍複合体の要素の一つとして、血圧の調整にかかわる部分です。検査方法は、主に腎機能に異常が発生した場合、この部位の異常が疑われるため、内科の受診が望まれます。腎機能の異常は体の様々な部位の症状に関わるため、違和感や病気が疑われる場合、早期の対応が必要となります。
緻密斑の主な治療方法は?
緻密斑、すなわち遠位尿細管を流れるナトリウム等の濃度が低下することによって、血圧低下が引き起こされますが、ここで発生した血圧低下に対する治療法としては、遠位尿細管の細胞に塩素イオン濃度の低下を感知させ、プロスタグランジンという物質の分泌を促進させることが挙げられます。これによって、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系が活発化し、結果的に血圧上昇につながるのです。