血液のがんはどんな病気?
血液のがんとは、主に血液中の血球成分である白血球ががん化してしまう病気です。白血球にもさまざまな種類があることが知られていますので、これらのがんにも色々な種類があることになります。代表的なものがいわゆる白血病と呼ばれるがんです。早期に発見して治療を行えは完治することもありますが、がんの中では比較的予後が悪いと言われています。
血液のがんの主な症状は?
血液のがんは悪性リンパ腫とも呼ばれ、初期段階では37℃前後の微熱が続く発熱や体がだるく疲れがとれないなどの全身倦怠感、貧血による立ちくらみやふらつき、急激な体重減少や著しい寝汗などがみられます。また、首やわきの下、足の付け根など体表に近いリンパ節が腫れて皮膚の下にしこりができます。初期段階が熱や倦怠感などの、よくある症状なので発見が遅くなるケースも少なくないため早めの受診が必要です。
血液のがんの主な原因は?
血液のがんの代表的なものは白血病です。白血病の原因は、造血肝細胞で正常な白血球をつくりだすことができなくなり、異常な白血球ばかりが血中に増えて、免疫機能が機能しなくなり日和見感染などから大きな感染症にかかりやくなってしまうのです。治療法としては骨髄移植を受けて正常な白血球が生成されるようにする治療をうける必要があるのです。
血液のがんの主な検査と診断方法は?
血液のがんを判断する基準として、白血球の数を検査する方法が一般的です。検査方法としては、血液を採取する一般の血液検査で白血球の成分を調べます。白血球の数値が、基準値よりも十倍以上の値が出た場合は白血病を疑う必要があります。白血病の場合は、倦怠感やだるさなどの特徴が出るので、血液中の白血球の異常な増加が見られる事が特徴です。
血液のがんの主な治療方法は?
骨髄を移植する手術を受けると、効果的に血液のがんを治すことが可能です。骨髄移植を受けることが出来ない時でも慢性骨髄性白血病治療薬を服用することで、がんの転移と貧血の症状の進行をストップさせる事が出来ます。抗がん剤を使った治療法で免疫力の低下を防ぐことが出来ます。血小板の減少で貧血を起こしている時は、輸血を受けると貧血と頭痛を緩和することが出来ます。
血液のがんの初診に適した診療科目