アルツハイマー病はどんな病気?
認知症の大半の人がアルツハイマー病です。この病気以外にも、認知症に含まれる病気はたくさんあります。症状としては、日時がわからなくなったり昔のことは覚えているけど今現在のことはわからない、性格が変化してしまったり、うつになってしまったりと色々あります。この病気は発症してしまうと治す薬はありませんが、進行を穏やかにする薬はあります。おかしいと思ったら病院で早めに検査を受けましょう。
アルツハイマー病の主な症状は?
アルツハイマー病とは、進行する認知障害の事です。認知機能の低下や人格の変化が主な症状です。記憶力や学習力、注意力などが徐々に乏しくなり進行することで生活に支障が出てきます。障害が重症化すると意思の疎通が難しくなったり、最終的には寝たきりにもなってしまいます。また、被害妄想や幻聴、徘徊などの問題行動が多く出現することもあります。
アルツハイマー病の主な原因は?
アルツハイマー病にかかる原因は、現在未だ解明されていません。しかし解明の糸口となるのではないかと言う事柄は、いくつか分かっています。それは、脳内におけるタンパク質の異常によりニューロンが消失してしまうこと、ベータアミロイドの蓄積、遺伝性、糖尿病によるもの、血液中にある神経伝達物質であるアセチルコリンの量の低下などと言われています。
アルツハイマー病の主な検査と診断方法は?
アルツハイマー病の検査方法には大きくわけて三種類のものがあります。記憶、認知機能の検査、画像検査、脳血流シンチグラフィ検査の三つです。記憶、認知機能の検査では長谷川式簡易知能スケールという方法が日本でよくつかわれていて、時間や場所の感覚、計算能力などが検査されます。その他に、時計描写テストや立体組み合わせテストも行われています。
アルツハイマー病の主な治療方法は?
アルツハイマー病の治療法には薬物療法と非薬物療法があります。薬物療法では治療薬としてアリセプトを用います。脳内伝達物質であるアセチルコリンを増やすことで、症状の進行を食い止めます。非薬物療法には音楽療法、現実検討式訓練、心理療法などがあり、患者の活動性を高め、活動を通して不安やストレスを和らげることを目的としています。
アルツハイマー病の初診に適した診療科目