静脈瘤はどんな病気?
静脈瘤は、静脈の血管の壁がなんらかの理由で薄くなってしまい、その部分の血管が膨らむことで発症する循環器系の病気です。これがもし動脈に起きた場合には動脈瘤と呼びます。主な症状としては、足がむくんだり、足がつる、何もしていないのに足がだるい、湿疹や色素沈着があるなどが挙げられます。治療法はレーザー治療やカテーテルによる治療があります。
静脈瘤の主な症状は?
静脈瘤の症状について簡単に説明させていただきます。初期としては、静脈が膨れ上がるといった状態が見られますが、個人差もあり、見た目で判断することは難しいと言えます。その後、下肢にうっ血感や疼痛、筋肉の痙攣などが現れるようになってきます。更に酷くなってくると、浮腫や皮膚の色素が沈着するなどし、明らかな異常を感じるようになります。
静脈瘤の主な原因は?
静脈瘤の原因は、静脈が拡大し血液の流れが遅くなるために起きます。血管の中にある弁が正常に動作しないことで血液が毛細血管などに逆流し静脈が腫れてきます。皮膚に近い部分だと血管が浮き上がり外部からでも確認できるほどです。血管の中の弁が血液の逆流を防いでいますが、弁の動きが悪くなることで血液が逆流しだすとクッキリと現れるのです。
静脈瘤の主な検査と診断方法は?
静脈瘤の検査方法とは、ドブラ検査、超音波検査、造影の三種類がいまは利用されています。ドブラ検査は皮膚の上から超音波をあてることによって血液の音のしっかりみることで逆流を調べる検査で、超音波検査は超音波を当てることで逆流の有無をみるもので、静脈造影検査は、レントゲンにうつる特殊な薬剤を投与して、それからレントゲンを実際にとってみて調べるという方法です。
静脈瘤の主な治療方法は?
静脈瘤は、どこの部位の静脈のでもできてしまう血管にできたふくらみです。治療法としては、瘤の大きさが小さいものであればレーザーによって血管の一部を焼ききって瘤を小さくしてしまう方法を取ります。また瘤が大きな場合は外科的手術で除去するか、足の静脈からコイルを入れて瘤にコイルを詰め込み瘤自体を塞いでしまうという手技を取ることもあります。
静脈瘤の初診に適した診療科目